英語の特徴 [世間話]

今日は(も)余裕があったので、僕の英語の恩師である教授の書いた論文を読んでました。

この教授の専門は言語学で、当然論文もそれに順ずるテーマだったのですが面白く読めました。

内容をサクっと包括すると、

日本の文学作品の翻訳を対比して日本語と英語の言語としての特徴を浮き彫りに使用ってところでしょうか?

日本語は過去のことを説明するのであっても現在形を使用する事が多々ある。

例えば

威勢よく一番に飛び込んだ。(過去)
続いて五六人は乗ったろう。(現在)

といった感じ。

それに対して英語だと

I jumped down onto the barge ahead of everybody else, (過去)
and five or six people got on after me. (過去)

となっており、時制は過去のまま変化せずに描写される。

日本語において話し手は過去の経験を主観的に捉えて話すので、時制が主観によって左右される。

だから最初に「~ということがあった」と書いた時点で話し手の時間は過去にさかのぼっていて、それ以降はそのさかのぼった時点が現在として語られる。

一方の英語においては話し手は経験を客観的且つ包括的に見て語ろうとするために、時制は全て話している時点からの捉え方に統一される。

つまり、この対比は日本語と英語の主観・客観の特徴を表している。


という内容でした。

いやぁ面白い。

僕は高校まで全ての勉強をすっぽかしてきて、大学から英語を頑張ったので、日本語より英語で何かを書くことのほうが圧倒的に慣れています。

だから日本語で日記なんかを書こうとすると、どうしても時制であれっ?って違和感を感じるんですよね。

多分これが理由なんだろーなーと思いました。

あとこの客観視点っていうのがちゃんと解っていれば単語の選び方なんかももっとうまくなるんだろうなとも思いますね。
タグ:英語 論文
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