曖昧さ [世間話]

aとbの間で情報をやり取りする。

aの中にはxという情報が内包されていて、それをbに受け渡す時にそれを受け渡し可能な状態へと変換する。

よってaとbの間を行き交う物はf(x)という関数になる。

この関数をbは受け取り、それを解釈する。しかし、ここでf(x)が必ずしもxに解凍されるという保証は無い。

もしかしたらyという形で解釈するかもしれないし、x+3とかになってるかもしれない。

この関数fは言葉と呼ばれる物で、それは人それぞれ違う。同じ事を説明させてみたら皆様々な言葉で説明しようとするはずだ。

そして、もしf(x)の解凍方法(逆関数)が、その人の言葉の逆関数なのであれば、解凍方法も人それぞれと言う事になってしまう。

じゃぁ説明が上手というのは一体どういう事なんだろう?

説明が上手いという定義を「説明を聴いている多くの人が理解出来る状態」とする。

理解出来るの定義を「聞き手(b)がより正確にxを手にすることができる状態」とする。

あわせると、

「複数の聞き手が、説明f(x)からより正確にxを手にすることができる。」

となる。

じゃあ一体どんな方法を用いればこの条件により近づく事が出来るんだろうか?

取り敢えず思いつくのは、相手の言葉の関数を推定して、上手くxが結果として残る様な説明f(x)を与えるというもの。(f(x)は自分で自在に変えられる物としましょう)

でも、これは個人には使えても集団には使えない。恐らく家庭教師をやっている大学生とかはこの辺が限度なんだと思う。


で、これを集団にするためにはまず集団の言葉の関数を推定(推測)する必要がある。

そして、それらの関数の共通部分を上手く用いてxに近い結果を出すしか無い。

ほかに何か方法があるんだろうか?あ、でも上で出した定義とかが間違っていれば全然あり得るよね。

ちなみに、この集団に対して最適なf(x)を選択するという所にも最大化、若しくは最小化問題があるかと。
えーっと、これ。 min ∑(x-y)^2
yが理解の結果で、yとxの差異を二乗して最小になる様に解けば、最適な説明が得られます。
この時 y_i = g_i(f(x)) となる。

それぞれ(_i)の理解は、それぞれの関数(g_i)に基づいて行われる。
と言う事で以下の最小化問題にまとめられる。
min ∑(x - g_i(f(x) )^2

まぁ計算なんかしなくても分かる結果が幾らかある。
1. 恐らくある程度の人数を切り捨てて説明を行った方が、結果は上昇する。
2. g_iの分布が狭い方が上手く最適化出来て、切り捨てる必要性も薄れる。
3. 人数を増やす程、平均での理解度は落ちる。(多分、これちょっと計算してみないと確証ないw)


でさ、これが現実的に当てはまりそうな問題ってなんだろなー?って考えてたんだけれども、教育以外にあるかな?

まぁいいや、教育に当てはめると、(教師が説明度合いを自分で設定出来るのであれば)成績別で学校やクラスを変えた方が全体としては良い結果が出るし、切り捨ても少ない。
クラスの人数を減らすとコストが上がるけれども、教育の効果が高い。のでどっかに最適サイズがある。
うん、あまりにも普通なんだよねw
これで具体的な数字が出せて始めて普通じゃなくなるんだけど、データないしね。

後は塾とか一般教材とかにも言える事だね。やっぱ教育。うーん。

まぁ良いか。論文読もうw
本当は違う話書くつもりだったんだけどなぁ。

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