どーしよっかなーって考えていたこと。 [進路]

最近今後の方針を決めました。

えー

とりあえず魚で行きますw

博士行きたいにしても、どんな分野にしようかと色々考えていたのだけれども最近固まってきました。

経済学をどう使うか?
これは僕にとっては人生の一大テーマで色々と考えていました。
一番単純な答えは経済学者になる事。
しかーし、計量経済学のレポートで見事に玉砕してしまった僕は恐らくマトモな経済学者としてはやって行けないでしょう。(たとえその玉砕理由が自分のものでなかったとしても。。。)

と、いう事で何らかの別のトピックで経済学を使う事を考えなければいけない訳です。
前々からそこであがっていた候補は、資源経済学と環境経済学。経済学を使って何かを研究する応用経済学というジャンルですね。
環境経済学はまだ最終成績もらってないのだけれども、宿題は全部Aで最終レポートも順当にいけばAかBなのでそのままやってゆけるかと。
資源経済学はHamilton Functionとかの最適化でも応用の部類をかなり駆使するので、数学的解釈をしっかりと示してそういった内容の推薦状をもらえないと厳しいかと。

まぁ、どっちを選ぶか?なんて単純な質問で、それはどっちが面白いか?という問いになるわけですよ。
たとえ今注目されているトピックを選んだとしても、後々に僕より優秀な人が同じトピックに集まってしまうので旨みを授かれるのなんて10年くらいの短い期間でしょう。なので長期的にやってゆけるほうを選ぶべきでしょう。

環境経済学は経済学、つまりは人はインセンティブに導かれて行動するという考えを用いて、環境をもっとも安い方法で守るという事を考える。その最も安い方法を考えることが面白いと思う。
さらに環境問題をモデル化するのは、誰もモデル化したこと無いものをモデリングする楽しさがある。

資源経済学は資源を収入ではなく資産と考えることによって、如何にその価値を守り続けるかを考える。
再生不可能な資源、例えば石油、であればその収入のいくらかの割合を永遠に投資し続ける事によってその価値を守る。
再生可能な資源、例えば森林や魚、であれば成長した分だけ収穫する事によって永遠にそのストックを守って利益を享受し続ける方法を考える。
正直に言えば再生不可能資源はそんなに面白さは感じない。最適化問題のモデリングは確かに楽しいけれども、それは他の分野でも一緒。

ただ、再生可能資源の方はかなり面白いと思う。人間の感覚だけでは解らないけれども、論理を用いれば解る世界があると思える。
例えばサーモンの養殖をする時に利益を最大化するためにはどの時点で収穫するべきなんだろうか?と考えたとき、人が感覚で答えを出すのは難しい。
ただ、経済学をよく理解している人は、えさから体重へと変わる変換率=利子率 と応えられる。

えーっと話が外れたw
何を言いたいのかというと、基本的に再生可能資源の分野は経済学なくしては成り立たないのですよ。
だから経済学と再生可能資源自体についてよく知っていれば経済学と共に生きて行けると思うし、食う事にも困りそうに無いなぁと。

まぁ読んでしまえば解るとおり、僕は再生可能資源の方向へ行くと思います。
そこで魚を選ぶ理由は、魚のほうがより生物っぽいからという単純な理由です。はい。
もし森林経済学とかちゃんと勉強してみたら考えが変わるかも解らないのだけれども、今のところそういった環境は無いので魚で行きます。


で、ですねぇ。
当然魚も環境問題と絡んだりするわけですよ。

例えば地球温暖化で海水の温度が変わったことによって冷たい水を好む魚が北へ移動してしまい、漁師がそれを追って移動する為に燃料費がかさんだりしてるわけです。他にも石油の場所を探る為の地震探査の影響で魚が逃げてしまったり。
もし、魚のモデルがちゃんと出来ているのであればその影響もちゃんとモデルを使って調べる事ができるわけですよ。
基本的に再生可能資源のモデルは非線形なので、影響を計算してみたら感覚とは違う結果が見られるのではないかな?とか思ってるわけなんだけれども。まぁ先の話ですねw




あとかっこ悪い理由をつけておくと、
基本的にハイパー優秀な人とかはファイナンスとか普通の経済学行ってくれるんですよ。そしてそこで業績を取り合って潰しあってくれる
なので、こういう多少ニッチな分野へ行けば業績をある程度は残しやすくなる。。。はず。
少なくとも今年環境経済学を取った生徒の中では僕と一緒にやってたドイツ人のニルスだけがAなので、後は漁業経済学さえちゃんとA取れればこれらの分野の中ではトップの生徒という事になる。。。はずw(さすがに自分の修士課程でトップの学生だったら入れてくれるよね。)

2週間後の漁業経済学が勝負、というか人生の分かれ目という事ですね。




あ、てか関係ないのだけれども、優秀な人材が一つの分野に集まりすぎるのってまるで漁業における開放市場見たいだよなぁと思うんですよね。
そりゃ競争があれば研究が早くなったりするのは解るのだけれども、優秀な人間を100人争わせるのと99人争わせるのって、競争力の面で見て大差ないと思うんですよ。
だったら社会的に診れば30人くらい違う分野に飛ばしたほうが良いんじゃね?と思わなくも無いです。まぁいつもながらの色々反論の余地があるチーズ理論ですね。
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アホ過ぎ。 [進路]

いやーなんなのだろうね。

なんか情けなさ過ぎて泣きそう。

今日最適化とミクロの試験があった訳なんですが。

しょぼいミスばっかで間違いなく来年再履修です。

まず最初に最適化の問題を解いていて、

ある変数が定数として扱われていて且つ値が2ですよと書いてあったのにスルー。

1時間半それに気がつかずに必死に解の公式で式を解いてた。

そして気がついてからも計算ミスしてて値が合わず、解答が間違ってると知りながらも次の問題へ。

問題は選択形式で1、2のうちいずれかとそして3を。

これを1と2、3のいずれかで間違える。

はい乙。

しかも提出してから気がつく。

もうね。

ノルウェーまで来て何やってるんだろうね。

しかもミクロ経済と最適化なんてPhD行きたかったら必ず解っとけよという教科なのですよ。

確実に来年再履修ですよ。

あーもう。

それでもまだ試験が後一つ。

はぁ。
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音楽家から貰った物 [進路]

名人は上手の坂を一登り、なんて事を言います。

名人と言われる一は上手なんてレベルはヒョイっと超えてしまう様なレベルにある例えなのだけれども、

音楽留学をするような人達というのは普段僕が触れるような音楽のレベルからすると(少し大げさだけど)名人のレベルに達していて、

そういった人達の演奏や言葉や生活から感銘を受ける事が多々あります。

留学してまで音楽を勉強しようという人は、大体が音楽と(若しくは”で”)生きてゆくという覚悟をきめている人で、その生活の全ては音楽のためになってるんです。

僕は偶然そういう人と交換留学初日に出会って仲良くなって、その感覚がマンガの(というかのだめカンタービレ)中の御伽話ではなく、実際にそうやって生きてゆく人が居るのだと始めて実感しました。

小さい時から音楽を始め、完全実力至上主義の中でひたすら音楽が好きだという気持ちを守り続け、今は授業料免除と奨学金を貰い大学生活を全て音楽につぎ込み、果ては大学院を出てプロになろう。

そういう人の言葉や音楽に対する姿勢というのは非常に厳しく重かった。

これは他の種類の留学生の殆どが持っていないもので、(というか普通の人はこんな大それた事を使用なんて思わないよね)

僕は完全にそれにアテられてしまった。

その子のスケジュールは殆ど真っ白で、その白い時間は全て音楽に当て、

ここで一番になれなければ恐らくプロになることはかなわないだろうと現実を見つめ、

努力と練りに練った思考に裏付けられた自信を持っていた。

僕はヘラヘラ笑ってそれを聴いていたのだけれども、いつしかそれに打ちのめされて自分が恥ずかしくなり、やがては自分も自分の好きなものに対してそのような姿勢でありたいと思うようになった。

自分より4つも年下の女の子が自分よりも力強く、しっかりと生きているのがとても気に食わなかった。

だから少なくともその子と話していて自分が恥ずかしくならない様に勉強して、出来ればその子よりも一歩だけでもいいから前へ進みたかった。

そーやって図書館と学食に篭って朝から晩まで勉強する生活を半年くらい続けて少しは近づけたのかなと思った辺り、

ソリストとしてコンサートやるよ連絡を受け、友達がソリストなんて始めてだなぁとワクワクしていた。

前日にビデオカメラを渡されて「明日はとても素晴らしい演奏になるから、しっかりと撮影してね♪」と言われ、

相変わらず物凄い自信だなと思いながら承諾し、当日はちょっと渋々ながらも撮影。

今までそのオーケストラで聞いてきたソリスト達より圧倒的に上手かった。

そしてその子が普段どう生きているか、

どう努力してきたかを知っている。

だから僕はその日の演奏を聞き終わったときにカメラ越しで泣いていた。

音楽で泣くのなんて始めてだったし、

なんで泣いているのか解らなかったし、

隣に年上の友人がいたのでちょっと泣くのを隠すのに必死だった。

今でも録音したデータを再生すると最後に自分が少し泣いているのが解って恥ずかしいw


その帰り道に思ったことは一つだった。

僕にあれが出来るだろうか?

僕がもし音楽をやっていたとして、

あの場所に立てるだろうか?

一つ確かなのは今の自分では絶対に出来ないという事。

きっと明日だって出来ないだろう。

来年も無理だ

その先は?

僕の好きなことは万人を感動させたりするような事ではない。

でも、

その子の様な道を行けたらいいなと思った。

出来ないかもしれない。

そもそそも学問という道の時点で無理なのかもしれない。

でも、最大限に近似したい。



その帰り道に物凄い厚化粧で真っ赤な派手なドレスの中国人がコンサートホールから走って追いかけてきてこう言った。

「素晴らしかったでしょ?」

うん。演奏も素晴らしかったし。学んだことも素晴らしかった。

なんかとっても入れ込みすぎな気もするし思い過ごしなきもするのだけれども、

別にそうだったとしてもいいや。



さて、今日もあの日の演奏を聞いて頑張りますか。曲名知らないんですけどね(笑
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悩む進路 [進路]

最近進路に悩んでおります。

まぁまだ学校さえ始まっていないのですがw

最終的な着地点は自分の中で決まっていて、それは研究者になりたいという事です。

じゃー何が問題なのさ?っていうと、

何時という点と

何処でなるの?

というこの2点において思慮することが多いのです。

一先ず修士までノルウェーに居ることは決まったのだけれども、

その先にどうしてゆくか?という選択肢は、上記の点が決まらなければ多く存在します。

まぁ今ある選択肢は

①博士課程へ進学in北米

②博士課程へ進学inノルウェー

③博士課程へ進学in欧州

④就職inノルウェー

⑤就職in欧州

ってところですかね

まぁ⑥として日本で就職っていうのもあるのですけれど、恐らく25,6で新卒として日本で就職というのはいささか不利だと思うのでそれは無い・・・と言いたいですね。

④⑤を選んだ場合研究者になるのはしばらく見合わせということになります。

去年就職ではなくて修士課程への進学を選んだ時、今進学しなければ恐らく一生研究者への道を進む事はないだろうなと確信しました。5年間大学院へ行くことを考えて勉強してきて結果を出せなければきっと一生その道から逃げることになるだろうと思っていたからです。

ただ現在はある程度の結果を出せているし、自分がこれからどの位努力できてどの程度の結果が出せるかも何となくの見通しだけれどもある。

さらにこれから行く大学院の就職率は95%で新卒平均年収は600万程。しかも労働環境は恐らく世界で一番良いだろう。

正直エサとしてはかなり美味しそう。

飽きるまでそんな普通で小さな生活をしてみたい。

そんな事を思う一方他の懸念もある。

教育の価値というのは年々下がっているように思える。

恐らく今の教育の価値と10年、20年先の教育の価値は大きく違うはずで、

先進国においては恐らく下落の一途をたどるはずだ。

あまりにも時間を掛けすぎれば研究者への道がより一層険しくなってしまう。

一方で直ぐに研究者へなってしまえば人生の選択に幅が亡くなってしまい、恐らく人生の効用最大化問題を解くのに失敗してしまうだろう。

④⑤を考慮するのにはこんな理由があるわけです。



①②③もまた迷う。

博士課程へ進むとしても

③の線は薄いとしても①と②は結構濃厚

第1線の経済学者としてにやっていこうと思うのであれば①は外せない

②は経済学者としてはぎりぎりのライン・・・ではあるけれども博士課程における安定度は恐らく一番。

修士と同じ場所で博士を取ろうとすれば一応給料が400万ほど出る。

その後の展開は・・・まだ調べてないのだけれどw

一応ランキングでは100位程度なので2・300位程度の大学には就職できるのでは?(甘いかな?ちなみに立教は800位程。)



まぁコストと利得のバランスを色々考えつつ、まだまだ見えないことが多いので最終的な決断ができないままで居ます。

ということで結論は出てないのですが、恐らく半年から1年の間に決めなくてはいけないだろうなぁと・・・

まっ時間はあるので考えましょう。
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